エロフラッシュの歴史を大きく塗り替えたのは、日本における同人ブームの到来だといわれています。事実、エロフラッシュは同人作品が非常に多く、全体の過半数を占めています。従来のエロゲームはオリジナル作品が大半ですから、この点はエロフラッシュならではの特徴だということができるでしょう。
フラッシュに関しては、さらに同人作品を素材とした作品、「メタ同人作品」ともいうべき作品も多数目にすることができます。フラッシュ製作にはそれほど高度な専門知識を必要としないので、個人が趣味で作成するケースも多いようです。その意味においては、エロフラッシュも一種の同人活動ということができるのかもしれません。
同人作品がそうであるように、フラッシュもクオリティには大きなばらつきがあります。エロゲメーカーのクオリティを凌駕するような作品もあれば、ほとんど見るに耐えないような駄作もないわけではありません。ただ、最近では同人サークルが本格的にフラッシュゲームの作成に乗り出したこともあって、全体的な品質の底上げが行なわれているようです。
今後はおそらく、同人活動に後押しされる形で、メーカーがフラッシュ市場に参入してくるでしょう。早くも携帯アプリなどの分野では、新たな「萌え」市場が開拓されつつあるようです。ダウンロード販売の売り上げは近年うなぎのぼりですが、ネット販売の需要にはまだまだ供給が追いついていません。フラッシュユーザーとしてはさらなる市場の活性化を期待したいところです。