エロゲームの歴史には、エロ漫画の歴史と共通する点として、同人作品の増加を見ることができます。まるでエロ漫画の趨勢を踏襲するように、エロゲームにおいても同人作品が急増したことは、両者の密接な関係を示す証左ではないでしょうか。事実、製作者サイドも、同人誌からはじめ、次のステップとして同人エロゲームを作る、という流れが一般的なようです。いきなり同人ゲームからスタートするサークルや個人は非常に稀で、まずは漫画である程度実績を積んでから、そのネームバリューを活かしてゲームを発売するという方法が定番化してるわけですね。
人気作家やサークルのものとなるとメーカー製のエロゲーム以上に人気を集めることもあり、また、販売に際してほとんどコストがかからないため、ビジネスモデルとしてはかなり優秀な形態が確立されているようです。現状では、まだ作品の出来に大きなバラつきがあり、実用性に乏しい作品も多いようですが、バリエーションの豊富な点においては完全にメーカー品を上回っているといえるでしょう。
メーカー製のゲームは、製作コストを回収するためにどうしても「万人受け」する要素をメインに織り込まなくてはなりませんが、同人作品は低コストで開発されるため、あらあかじめターゲットを限定したマニアックな作品を世に送り出すことができます。結果として、同人作品には個性的なゲームも多く、一部のゲーマーから根強い支持を集める結果となっています。